ヤシの持つエキゾチックな雰囲気が、リラックスした南国のリゾート気分を演出する「アレカパーム・ヤシ」の光触媒人工観葉樹（造花の観葉植物・フェイクグリーン）です。

ヤシには他の観葉植物では感じられない、なんとも言えない、静かな時間が流れるようなリラックスした空気感が広がる魅力があります。細長い葉が優雅に広がり、風にゆらゆらと揺れる姿から、南国リゾートの雰囲気を演出します。

ヤシの葉は光を受けると美しく輝き、空間に自然な明るさと爽やかさをもたらします。またその枝葉が広がる形状から、空間に高さと動きを与え、視覚的に部屋を広く見せる効果もあります。

ヤシの葉は、その美しい曲線が特徴です。細長い葉が緩やかなカーブを描き、まるで風に揺れるような自然な動きを感じさせます。この曲線美は、視覚的に柔らかさとリズムを生み出し、空間に穏やかな雰囲気をもたらします。光を受けると美しい陰影を作り出すため、ヤシの葉はただの装飾ではなく、空間に生命感と活力を与える素敵なインテリアとなります。

全体の雰囲気が最高のヤシなのですが、直近で見ると、ちょっと作りが荒い部分があります。写真をよく見ると分かるのですが、プリントのスレや葉先に折れがあったり、中心に1本走る葉脈が少しずれていたり。細かい葉が多いため、製造段階でできてしまう誤差となります。あらかじめご了承ください。

こちらのアレカパーム・ヤシは、枝葉を差し込んで完成させる組み立て式となります。他のフェイクグリーンと同様に、根元から伸びる枝には鉄芯が入っているので、中心から外に外に広がるように、すべての枝を広げて調整していきます。

枝は直線なので、根元から曲げていき、徐々に上に行くに従って弧が描くように曲線となるように曲げていきます。曲げ方は好みで良いのですが、３６０度にバランスよく広げながら、重力で垂れる葉とまっすぐ上に上に伸びる葉を区別しながら調整するとより本物らしくなります。

朝手でバランスよい弧ができるように曲げていきます。最初は曲げすぎないように、少しずつ全体のフォルムやシルエットを見ながら、調整するとキレイに仕上がります。

差し込み式の枝の向きを変えたりすることで、葉が見える面積を調整することで、ボリュームが多く見えたり少なく見えたりします。ここでは、ちょっと手前に角度を変えてたくさんの葉っぱが見えるようにしています。

葉の中心の葉脈にも鉄芯が入っているので、写真のように曲げると、丸みを帯びたきれいな葉に仕上げることができます。

全体のシルエットを見ながら、曲げたり、伸ばしたり、調整していきます。

到着して開封した直後はこんな感じです。こちらは別売りの「白い鉢カバー」を注文した時のお届け状態です。

葉っぱを枝の先の差込口に差し込む組み立て式です。撮影時の差し込み方は、大きな葉を上部に、小さな葉は下部に設置しました。絶対的な正解はありませんが、小さな葉を上部に差し込むと全体の高さが低くなります。大きな葉を上部に差し込むと写真のように、優雅な印象に仕上がります。

それぞれの幹に葉を差し込んだ状態です。そのまま飾る場合は、差し込んだままで飾ることはできますが、付属のグルー（手芸で使用される熱接着タイプ）だったり、お手持ちのボンドや接着剤で固定しても良いと思います。差込口に葉の先端の針金を入れるのですが、どれもぴったりとは収まりません。（撮影時の商品もそのまま撮影しています）もし、気になる場合は、針金をペンチで短く切断したり、バリが引っかかる場合は切除して、一工夫を加えていただきますようお願いいたします。

全体のバランスを見ながら、徐々に大きく広げていきます。まだまだ完全なフォルムではありません。

ちょっとずつ枝に丸みを帯びさせていき、まだスリムではありますが、自然に見えるフォルム、シルエットに整えた状態です。お好みや飾る場所に合うよう、枝を曲げたり伸ばしたりを繰り返して、試行錯誤ですね。

今度は、枝の垂れ下げを全体的に大きくしました。枝や葉の隙間の余白がバランスよくきれいに見えるように広げてみました。より力強い印象になりました。

さきほどよりも、さらに広げてみました。だいぶ自然に生息するストレリチアのように、ワイルドな印象になりました。

さらにさらに、それぞれの葉を広げ、自重で垂れ下がるような姿を再現してみました。人工的な印象は全く無くなりました。葉が自由に広がり、曲線を描いているため、自然の中で成長した植物のようなリアリティがあります。異なる方向に伸びる葉は、風に揺れる野生の植物を思わせる動きが感じられ、全体としてダイナミックな雰囲気を醸し出しています。